ソフトウェアの開発にかかる時間の見積を廃止したいプログラマーたち
これを見て思った。
どちらの立場の言い分も正しいのに、永遠に埋まることのない深い溝。
しかし私はこのパズルが苦手である。
見積もりにはいろいろな種類がある。
予算と期限が決まっているものから、欲しい機能があってそれを作るのにどれくらいかかるか?といった具合にクライアントや状況によって色々とある。
正確に見積もるには作るもののビジョンが鮮明になっていなければならない。
「ファイルをアップロード出来るようにする」という機能でも、一度に1個のファイルなのか複数アップロード出来るようにするのか、アップロード出来る種類やサイズに制限があるのか、アップロード後に表示をどうするのか?といったことがあり機能1つとってもどう実装するかで期間は大きく変わってくる。
自分の持っている技術、それまでにつちかった経験などを踏まえて見積もるわけですが、出来るだけ正確に見積もるのであれば目新しいモノを導入しないことで近づけることが出来る。
新しい技術やデザインや仕様は簡単に思えて微調整が大変なことが往々にしてある。
もちろんクライアントは納得しないかもしれないが、既存のものでも見た目をスタイリッシュにするだけで誤魔化せたり別物に見せることも出来るので見せ方次第でクライアントには納得はしてもらえることもある。
このあたりは説明の仕方や営業のトーク力にかかっていることも多いので、プログラムだけ出来てもお仕事がラクにならないという人はそっち方面もすこし考慮してみるといいかもしれない。
色々とごちゃごちゃ言ってはいるがとにかく私は工数算出が苦手である。
出来るだけいいものを作りたいと思うのが原因でもあるし、出来ることなら新しい技術を取り入れて自己スキルの向上にも繋げられればとも思っているからでもある。
仕事にそんなことを求めてはいけないのは分かっていはいるが、理想を言えばいいものつくって仕事の中でスキル向上を目指す。
もしかしたら今回はそれが出来るのでは?という考えを捨てればきっと今より精度の高い工数を計算することは可能だと思う。
こうして文章にしてみるとしょうもないジレンマにしか見えないし、スキルアップは仕事以外でやればいいという人もいるだろう。
常に一石二鳥を求めるのは良くないかもしれないし、こういうアプローチは好ましくないのかもしれないがチャレンジすることを止めるわけにもいかない。
やり方はいろいろあるのでもっと考えないといけないのはよく分かるが現状には満足しないで進む気持ちはずっと持っていたいと思っている。
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