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B!コメントする  2014-04-24 10:35:00 by old

高齢者と接してみて

高齢者と介護に関することに関わることがあったので
そのときに思ったことを少し書いてみる。

ちなみにセキュリティ的なことやプログラム的なことは一切ないので、そういうのが目的なら読み飛ばしてください。

テレビなんかでも言われているように高齢者が増えています。
医療の質や生活内容が変わり平均寿命が上がってるのもあるんでしょうけど。
もちろん健康で余生を謳歌している人はたくさんいますが、そうでない人もいます。

介護施設などには自分から入る人もいますが、やむにやまれぬ事情で入ってくる人も多くいます。
むしろ施設に入れる人はまだ良いほうかもしれません。
施設にも色々と種類がありますが、私が知ることがあった施設は認知症などを煩った人がくる施設でした。
そこに来るまでに色々なことがあったことは容易に想像が出来るのですが、肉親が健在で近くにいたとしても面会に来る人はほとんどいないそうです。

記憶を保てず5分おきに同じことを聞いてくる人。
記憶は大丈夫だけど5分おきに聞かされてイライラしてる人。
30分おきにトイレに連れてってくれと言う人。
場所がわからずここは私の家だからみんな出て行けと言う人もいれば
次の日にはここは私の土地でみんな住まわせてあげてるのと言って喧嘩になる人。
そしてそういった人たちのお世話を毎日する人たち。
しかし、全てに目が行き届くわけでもないのに争いが起こるとお世話する人たちの責任となる。
普通に考えれば理不尽な空間。

それでも仕事だから出来ることであって、給料も何もない一般家庭でお世話をしている人たちが多くいるのを思うとどうにか出来ないものかとも考える。

印象に残っている言葉があります。

ここに来る人や家でお世話を受ける人はそれまでの人生でしてきたことが全て出てくる

あくまで一例でしかありませんが、認知症で攻撃的になる人もいれば変わらず穏やかな人もいます。
施設に入っても家族が頻繁に面会に来てくれる人もいます。
家族と良好な関係であってもお世話できないこともあるでしょう。
住宅事情もあれば生活や仕事もあるし、金銭的な負担も増える。
それでも施設に入ってきて人生の最後に差し掛かったときに、その人の性格や周りにいる人を見たときに良い人生を送ってきたんだなと思うことがあるそうです。

幸せな気持ちのまま天寿を全うするのかどうかはわかりませんし、良い人が良い最期を迎えるとは限りませんが何というかやるせない気持ちになってしまいました。


だからみなさん良いことをしましょうとか言うつもりはないですが、これから高齢者に接する機会が増えることは確実です。
Webサービスを作っているとサービスの先に「人」がいるのを忘れがちになることもありますが、何かこういったことで少しでもそういうことに関わる人たちの手間や苦労を減らすことが出来ればいいと考えるきっかけになればと思っています。


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